わかっているという勘違い [記憶の特徴]


わかっているつもりだったが、実は、わかっていなかった。そんな経験はありませんか?人間だれしも経験している事ではないでしょうか。


この「わかっているつもりが、わかっていない」という事が記憶に失敗する大きな原因になっています。たとえば、「憂鬱」という漢字を読むことはできるけれど書くことができないのはその例です。読める程度にはわかっているけれど、自分で書けるほどはわかっていないのです。


勉強ではこうしたことがよく起こります。問題集をやっていて正しい選択肢を選べる程度にわかっていても、論述式の問題になるとまともな解答を書けない、なんていうのも同様な現象です。


やっかいなのが、本当にわかっているかどうかは、一度頭から吐き出してみないと確認できないということです。「吐き出す」というのは、自分が他人に教えるつもりで説明してみる、等々のことです。問題を解くのも頭から知識を吐き出すのですが、上記の説明通り本当にわかっていなくも正解できてしまうので、確認には不向きです。


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