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わかっているという勘違い [記憶の特徴]


わかっているつもりだったが、実は、わかっていなかった。そんな経験はありませんか?人間だれしも経験している事ではないでしょうか。


この「わかっているつもりが、わかっていない」という事が記憶に失敗する大きな原因になっています。たとえば、「憂鬱」という漢字を読むことはできるけれど書くことができないのはその例です。読める程度にはわかっているけれど、自分で書けるほどはわかっていないのです。


勉強ではこうしたことがよく起こります。問題集をやっていて正しい選択肢を選べる程度にわかっていても、論述式の問題になるとまともな解答を書けない、なんていうのも同様な現象です。


やっかいなのが、本当にわかっているかどうかは、一度頭から吐き出してみないと確認できないということです。「吐き出す」というのは、自分が他人に教えるつもりで説明してみる、等々のことです。問題を解くのも頭から知識を吐き出すのですが、上記の説明通り本当にわかっていなくも正解できてしまうので、確認には不向きです。


タグ:記憶
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興味と記憶 [記憶の特徴]


勉強が苦手で全然記憶できないという人も、好きなタレントの情報や興味を持っている趣味の事なら、すぐに覚えてしまいます。なぜなのでしょう?


これは脳の仕組みが深く関わっています。まず理解しなければならないのは、脳が無制限に情報をため込むようになっていないということです。脳は必要な情報や重要な情報のみを取り込むように「ふるい分け」をしているのです。


この仕組みはたいへん合理的だと思います。無制限に情報を取り込むと、ほんとうに必要な情報が埋もれてしまい、実際には使えないものとなってしまいます。


インターネット上には大量の情報がありますが、いま自分が求めている情報がすぐに見つかるとは限りません。あまりにも不要な情報が多いと、欲しい情報を見つけるのが困難になります。それと同じことで、脳は不要な情報を排除するようになっているわけです。


興味がない内容を勉強しても、不要な情報と見なされてしまうのがポイントです。少しでも興味を持つように心がけることは大事です。どんなジャンルでも、何かしら関心を持てる事があるものです。

 


タグ:勉強 記憶
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復習を組み込んだ英会話教材 [外国語学習]


復習が大事なのは試験勉強だけではありません。英会話のような(試験目的ではない)実用的な学習でも同じです。英語のみで生活するような場に身を置けば、よく使う英語は自然と繰り返し復習することになるので、特に意識しなくても記憶に残りやすいのですが、日本国内で、日本語で生活していると、意図的に復習を行わなければなりません。


そうした意味で注目なのが、「英語ぺらぺら君」という英会話教材です。


この教材は、ナレーションに従って英語でしゃべる「クエッショニング」という練習スタイルを全面的に採用していますが、あるレッスンで習った重要な英語は、その後のレッスンでも繰り返し出てきます。だから、自然と何回も繰り返し復習することになるのです。特に意識していなくても、ばっちり復習できてしまうわけです。


一般的には、学習するべき内容を示すだけで、復習は学習者自身で考えてね、という英会話教材が多いと思います。そんななかで、復習プロセスまで教材内に組み込んであるのは大きな特徴と言えるでしょう。


タグ:英会話教材
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意外なレミニセンス現象 [記憶の特徴]


記憶は覚えた直後から急速に失われていく、というのが常識です。いわゆるエビングハウスの忘却曲線のことです。


ところが、これとは別の話として、ある程度の時間が経った方が思い出しやすくなるという現象があります。これをレミニセンス現象と言います。


「ある程度の時間」というのが、短ければ数分、長ければ1日以上のケースもあるようです。


レミニセンス現象が起こる理由は、時間が経つ間に情報が整理されたりして、想起(思い出すこと)しやすい状態になるためらしいです。睡眠中は情報が整理されて、大事な記憶が定着されやすいですが、そういった類の話みたいです。


あるいは、覚えた直後が疲れていたり、集中力を欠いている場合は、少し休むことによって回復し、想起しやすくなることもあります。


レミニセンス現象は、しっかりインプットした情報に関するもので、エビングハウスの忘却曲線と矛盾するものではありません。


 


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思い出すキッカケ [記憶術]


記憶したことを思い出すのに、強力なキッカケが必要なことがあります。


こんな経験はありませんか?


何かの曲の旋律を思い出そうとしたとき、ちょっと似た別の戦慄が頭に浮かんで、肝心の曲を思い出せない。


あるいは、人物の名前を思い出そうとしたら、苗字が同じ別の人の名前ばかりが頭に浮かんで、肝心の人の名前を思い出せない。


つまり、記憶したことを思い出すときに、それと似ていて、しかも簡単に思い出せる記憶があると、肝心の情報を思い出しにくくなるのです。


でも、この現象に対する対象法は明らかですよね。肝心の情報を思い出す強力なキッカケを作れば良いのです。紛らわしい周辺情報よりも強力なキッカケを用意しましょう。


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記憶の深さ [記憶の特徴]

一口に記憶すると言っても、その深さにはいろいろなレベルがあります。


(1) 言われれば、記憶したことを思い出せるレベル。
(2) 記憶したことは認識しているが、ヒントがないと思い出せないレベル。
(3) ヒントがなくても思い出せるレベル。
(4) 思い出せるだけでなく、必要に応じて応用できるレベル。
(5) 無意識でも応用できるレベル。


(1)⇒(5)となるに従って、記憶が深くなります。


また、一旦深いレベルまで記憶しても、長い期間その知識を使わなければ、少しずつ忘れていきます。その場合は、(5)⇒(1)の方向に移行するのです。


記憶のレベルが浅くなっていると感じた場合には、再度記憶しなおしたり復習すれば、また記憶のレベルは深くなります。


 


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潜在記憶と学習効果 [記憶の特徴]

人間には潜在記憶というものがあります。意識には上らないけれども記憶に残っていることが、どうも大量にあるようです。つまり、忘れてしまったと思う事でも、実は記憶の痕跡があるのです。


『忘れてしまった』というのには、いくつかのレベルがあります。


問いに対して自発的に思い出せることを「再生」、
問いと答えを示されて正誤を答えられることを「再認」
と言います。


実は、「再認」すらできないほど忘れてしまった事でも、本当に記憶がゼロになるわけではない様なのです。


その証拠に、「再認」できなかった事を再度学習すると、以前より短時間で記憶できるのです。これは、実験的に確かめられています。


要するに、何がしかの記憶が潜在的に残っているんですね。


この知見からわかることは、勉強したことを忘れてしまっても、それは次回再学習するときに役立つ、ということです。


 


タグ:潜在記憶
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フラッシュバック法 [記憶術]

普段は思い出せないのに、その場面に遭遇すると自然に思い出すことってありますよね。たとえば、昔にいったことのあるお店の場所。地図で説明することはできなくとも、近くまで行くとどこにあるのか思い出したりします。


これと同じ理屈で記憶するテクニックがフラッシュバック法です。個人的には、英語の達人藤永丈司氏が英単語を覚える方法として紹介しているのを見て知りました。(→「超速」英語育成プログラム


藤永氏曰く、


「潜在意識に記憶させる」


のだそうです。


つまり、特定の条件がそろうと、潜在意識から記憶を引っ張り出してくるように覚えるわけです。(先ほどの例で言えば、お店の近くに行くことが条件です。)


フラッシュバック法の特長として、


● 必要な場面で必要な情報を引き出せる
● 記憶が楽(一般人でも15,000語はいけるとか)


ということがあります。


英語で言いたい事があったら、それに必要な単語や英文が潜在意識のデータベースから引き出されるのです。


英語をはじめとする語学には特に効果的な記憶法です。


タグ:記憶術
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印象深さと復習回数 [記憶の特徴]

強く記憶する手段として次の2つがあります。


① 覚える対象の印象を強くする
② 繰り返し覚えなおす


①は、覚える対象をよく観察して特徴的な部分を見つけ出したり、何か印象的なイメージと結びつけたりすることです。


また、②は復習を何回も行うことです。


記憶がどれ位しっかりと定着するかは、①と②の掛け算で決まるような感じです。


つまり、極めて印象の強い事であれば、復習などせずとも1発で記憶できてしまいます。


逆に、印象の薄い事は1発で記憶できませんが、何回も繰り返し覚えなおすことで、いずれ記憶に定着します。


記憶する戦略として、


①を重視する、
②を重視する、
①と②をバランスよくやっていく、


といった選択肢があります。


 


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1度にインプットする量を調節する [記憶の特徴]

覚える際に、1度にインプットする量(インプット量)を調節すると覚えやすくなることがあります。


例えば、英文を覚えるのに20個単位だとなかなか覚えられなくても、5個単位だと比較的スムーズに覚えられる、等。


どの程度のインプット量が適しているのかは、人により異なります。また、どんな内容のことを覚えるのかにも依るでしょう。


何回か試行錯誤をしながら、自分に最適なインプット量を見つけ出すようにしましょう。


ちなみに、インプット量をどんどん小さくしていけば、誰でも記憶できるようになるはずです。


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